窪美澄さん「晴天の迷いクジラ」

こんにちは。

窪美澄さん「晴天の迷いクジラ

長編小説ですが、けっこう一気に読みました。

面白くてどんどん読んでしまいました。

 

精神的に弱っていて、うつの男

練炭自殺を考えていた女

リストカット少女

 

この3人でクジラを見に行きます。

3人は生きることへの気持ちが弱まっているような状況でしたが、それぞれに先が見えてきます。

 

3人に共通していることは、3人とも母親が「毒親」と言えると思います。

 

育った環境や経験で人格はできていくんだな。と思いましたが、自分で切り開いてきたこと、築いてきたものにちゃんと居場所はあります。

 

とてもすてきな小説でした。

 

読んでいただき、ありがとうございました。