こんにちは。
町田そのこさん「ぎょらん」
食べ物の味を食べ物で例えるのは良くないらしいが、影響力のない私のブログでは好きにやっていこうと思う。
読んでいる前半から東野圭吾さんの「夢幻花」が思い浮かんだ。
読み終えた後にネット検索したら何もヒットしなかったので、私だけなんとなくイメージが繋がったようだ。
「夢幻花」は誰が言ったか最高傑作と聞いたので、たいそう期待したが、私にはあんまり…だった。
世の中の狭過ぎる世界で起きていることに非現実感を覚え、作り話感強めで好みではないと思った。
だけど、「ぎょらん」を読んで日常は実は奇跡と呼ぶのかもしれない。
どちらの小説の世界も起きうるのかもと思い直した。
本を読んでいるといろんな発見がある。
毎日たくさん星が流れていたら、それは特別ではなくなるという感じだろうか。
「ぎょらん」は、描写がややグロテスクで死がテーマなので、爽やか系をお求めの方にはお勧めではないけど、何かを見守りたい方は是非。
読んでいただき、ありがとうございました。