2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

吉田修一さん「国宝(下)」

こんにちは。 吉田修一さん「国宝(下)」 国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫) 作者:吉田 修一 朝日新聞出版 Amazon この作品に登場する女性たちは、みんな強くて素敵だ。 梨園の妻だとか、娘、舞妓さんなど芯が強くて、肝が据わっている。 それは、夫が素敵だから…

吉田修一さん「国宝(上)」

こんにちは。 吉田修一さん「国宝(上)」 国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫) 作者:吉田 修一 朝日新聞出版 Amazon 歌舞伎の世界の話。 時代とか文化が絡んでくるので、少し難しい。 軽く内容をさらって早読みした。 おもしろい。 芸の道っていうのは大変だ。 人…

有川浩さん「旅猫リポート」

こんにちは。 有川浩さん「旅猫リポート」 旅猫リポート (講談社文庫) 作者:有川 浩 講談社 Amazon 猫好きの作家さんってかなり多い。 ユーモアがあり、名作をたくさん世に残している作家さんであっても、飼い猫のエッセイは、私は大概楽しめない。 猫愛はわ…

吉田修一さん「7月24日通り」

こんにちは。 吉田修一さん「7月24日通り」 7月24日通り 作者:吉田 修一 新潮社 Amazon イケメン男性を好む女性。 これは多数派だと思う。 世の中のイケメン需要に対し、残念ながらイケメンは全員には行き渡らない。 そこで、競争や嫉妬が生まれる。 そし…

吉田修一さん「日曜日たち」

こんにちは。 吉田修一さん「日曜日たち」 日曜日たち (講談社文庫) 作者:吉田 修一 講談社 Amazon 半分くらい読んで気づいた。 前に読んだことがある、と。 最近気づくのが遅くなってきた。 そして、結末もどんなだっただろうか最後まで読んで、 そうだ。こ…

角田光代さん「私はあなたの記憶のなかに」

こんにちは。 角田光代さん「私はあなたの記憶のなかに」 私はあなたの記憶のなかに (小学館文庫) 作者:光代, 角田 小学館 Amazon 短編小説集。 角田光代さんといえば、長編小説で代表作があり、本を読まない人でもタイトルは聞いたことがあるという人も多い…

やまぐちせいこさん「少ない物ですっきり暮らす」

こんにちは。 やまぐちせいこさん「少ない物ですっきり暮らす」 少ない物ですっきり暮らす (正しく暮らすシリーズ) 作者:やまぐち せいこ ワニブックス Amazon ミニマリストのやまぐちせいこさんが住んでいる家の暮らしぶりを紹介してくださっている。 本当…

群ようこさん「今日もお疲れさま」

こんにちは。 群ようこさん「今日もお疲れさま」 今日もお疲れさま パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-16) 作者:群 ようこ 角川春樹事務所 Amazon パンとスープとネコ日和の第5弾。 大事件も起きず、変わらずのアキコとシマちゃん。 いつもののんび…

小川糸さん「にじいろガーデン」

こんにちは。 小川糸さん「にじいろガーデン」 にじいろガーデン (集英社文庫) 作者:小川 糸 集英社 Amazon 家族の形はそれぞれ。 虹みたいにいろんな色がある。 何を主張して、何を隠して、、人はみんな生きている。 家族や性別について考えさせられる。 先…

山口ミルコさん「似合わない服」

こんにちは。 山口ミルコさん「似合わない服」 似合わない服 作者:山口ミルコ ミシマ社 Amazon 表紙を見ておもしろエッセイだと思った。 エッセイの場合は、著者が変わった職業だったり、珍しい暮らしをしていたりするとかよりも、読みやすいかどうかの方が…

文月悠光さん「わたしたちの猫」

こんにちは。 文月悠光さん「わたしたちの猫」 わたしたちの猫 作者:文月 悠光 ナナロク社 Amazon 恋の詩。 人の勧めにより、読んでみた。 活字中毒かもしれない私だが、詩を読むことはほとんどなかった。 すてきだなと思う詩もあったのだが、目が慣れていな…

群ようこさん「財布のつぶやき」

こんにちは。 群ようこさん「財布のつぶやき」 財布のつぶやき (角川文庫) 作者:群 ようこ KADOKAWA Amazon 群さんの買い物、ごはん、家など日常のことを綴ったエッセイ。 作家の方の日常の生活を読むと、豊かな暮らしぶりを感じ取ることが多い。 群さんの日…

吉田修一さん「最後の息子」

こんにちは。 吉田修一さん「最後の息子」 最後の息子 作者:吉田 修一 文藝春秋 Amazon 短編3作品。 こちらがデビュー作とは。 なんと完成度の高い。 最初の「最後の息子」からパンチがあった。 同性愛は、男女の恋愛よりも悩ましいことが多いのかもしれな…

小川糸さん「つるかめ助産院」

こんにちは。 小川糸さん「つるかめ助産院」 つるかめ助産院 (集英社文庫) 作者:小川糸 集英社 Amazon 舞台は、島の助産院。 私は出産をしたことがないので未知だが、生死に関わる大変な出来事なのだと思う。 生まれてから、親や兄弟、親戚、住んでいる地域…

小川糸さん「さようなら、私」

こんにちは。 小川糸さん「さようなら、私」 さようなら、私 (幻冬舎文庫) 作者:小川 糸 幻冬舎 Amazon 短編3作品。 3つとも、なんか幸せじゃない人が主役だ。 どの小説が一番好きか、選べないかもしれない。 3編ともなんとなく同じ空気が流れていて、小…