こんにちは。 吉田修一さん「国宝（下）」 国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫) 作者:吉田 修一 朝日新聞出版 Amazon この作品に登場する女性たちは、みんな強くて素敵だ。 梨園の妻だとか、娘、舞妓さんなど芯が強くて、肝が据わっている。 それは、夫が素敵だから…

こんにちは。 吉田修一さん「国宝（上）」 国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫) 作者:吉田 修一 朝日新聞出版 Amazon 歌舞伎の世界の話。 時代とか文化が絡んでくるので、少し難しい。 軽く内容をさらって早読みした。 おもしろい。 芸の道っていうのは大変だ。 人…

こんにちは。 有川浩さん「旅猫リポート」 旅猫リポート (講談社文庫) 作者:有川 浩 講談社 Amazon 猫好きの作家さんってかなり多い。 ユーモアがあり、名作をたくさん世に残している作家さんであっても、飼い猫のエッセイは、私は大概楽しめない。 猫愛はわ…

こんにちは。 吉田修一さん「７月２４日通り」 7月24日通り 作者:吉田 修一 新潮社 Amazon イケメン男性を好む女性。 これは多数派だと思う。 世の中のイケメン需要に対し、残念ながらイケメンは全員には行き渡らない。 そこで、競争や嫉妬が生まれる。 そし…

こんにちは。 吉田修一さん「日曜日たち」 日曜日たち (講談社文庫) 作者:吉田 修一 講談社 Amazon 半分くらい読んで気づいた。 前に読んだことがある、と。 最近気づくのが遅くなってきた。 そして、結末もどんなだっただろうか最後まで読んで、 そうだ。こ…

こんにちは。 角田光代さん「私はあなたの記憶のなかに」 私はあなたの記憶のなかに (小学館文庫) 作者:光代, 角田 小学館 Amazon 短編小説集。 角田光代さんといえば、長編小説で代表作があり、本を読まない人でもタイトルは聞いたことがあるという人も多い…

こんにちは。 やまぐちせいこさん「少ない物ですっきり暮らす」 少ない物ですっきり暮らす (正しく暮らすシリーズ) 作者:やまぐち せいこ ワニブックス Amazon ミニマリストのやまぐちせいこさんが住んでいる家の暮らしぶりを紹介してくださっている。 本当…

こんにちは。 群ようこさん「今日もお疲れさま」 今日もお疲れさま パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-16) 作者:群 ようこ 角川春樹事務所 Amazon パンとスープとネコ日和の第５弾。 大事件も起きず、変わらずのアキコとシマちゃん。 いつもののんび…

こんにちは。 小川糸さん「にじいろガーデン」 にじいろガーデン (集英社文庫) 作者:小川 糸 集英社 Amazon 家族の形はそれぞれ。 虹みたいにいろんな色がある。 何を主張して、何を隠して、、人はみんな生きている。 家族や性別について考えさせられる。 先…

こんにちは。 山口ミルコさん「似合わない服」 似合わない服 作者:山口ミルコ ミシマ社 Amazon 表紙を見ておもしろエッセイだと思った。 エッセイの場合は、著者が変わった職業だったり、珍しい暮らしをしていたりするとかよりも、読みやすいかどうかの方が…

こんにちは。 文月悠光さん「わたしたちの猫」 わたしたちの猫 作者:文月 悠光 ナナロク社 Amazon 恋の詩。 人の勧めにより、読んでみた。 活字中毒かもしれない私だが、詩を読むことはほとんどなかった。 すてきだなと思う詩もあったのだが、目が慣れていな…

こんにちは。 群ようこさん「財布のつぶやき」 財布のつぶやき (角川文庫) 作者:群 ようこ KADOKAWA Amazon 群さんの買い物、ごはん、家など日常のことを綴ったエッセイ。 作家の方の日常の生活を読むと、豊かな暮らしぶりを感じ取ることが多い。 群さんの日…

こんにちは。 吉田修一さん「最後の息子」 最後の息子 作者:吉田 修一 文藝春秋 Amazon 短編３作品。 こちらがデビュー作とは。 なんと完成度の高い。 最初の「最後の息子」からパンチがあった。 同性愛は、男女の恋愛よりも悩ましいことが多いのかもしれな…

こんにちは。 小川糸さん「つるかめ助産院」 つるかめ助産院 (集英社文庫) 作者:小川糸 集英社 Amazon 舞台は、島の助産院。 私は出産をしたことがないので未知だが、生死に関わる大変な出来事なのだと思う。 生まれてから、親や兄弟、親戚、住んでいる地域…

こんにちは。 小川糸さん「さようなら、私」 さようなら、私 (幻冬舎文庫) 作者:小川 糸 幻冬舎 Amazon 短編３作品。 ３つとも、なんか幸せじゃない人が主役だ。 どの小説が一番好きか、選べないかもしれない。 ３編ともなんとなく同じ空気が流れていて、小…

こんにちは。 坂木司さん「ウインター・ホリデー」 ウィンター・ホリデー (文春文庫) 作者:坂木 司 文藝春秋 Amazon 「ワーキング・ホリデー」の続編。 夏休みの次は冬休みだ。 元ヤンキーで仲間がいっぱいの大和が、地元の元彼女のその後の情報が入ってこな…

こんにちは。 坂木司さん「ワーキング・ホリデー」 ワーキング・ホリデー (文春文庫) 作者:坂木 司 文藝春秋 Amazon 「初めまして、お父さん」 これを受けとめられる男性がどれくらいいるだろうか。 小学生の男の子と夏休み期間を２人で一緒に過ごす。 お父…

こんにちは。 群ようこさん「しない。」 しない。 (集英社文庫) 作者:群 ようこ 集英社 Amazon 群さんが積極的にはしないことを綴ったエッセイ。 群さんの作品は好きなのだが、「しない。」はあまり私の好みではなかった。 ネット通販の運送トラブルやポイン…

こんにちは。 伊坂幸太郎さん「ＡＸ」 ＡＸ アックス (角川文庫) 作者:伊坂 幸太郎 KADOKAWA Amazon 殺し屋シリーズ第３弾。 「グラスホッパー」「マリアビートル」「ＡＸ」の順番です。 今回も伊坂さんのユーモアの世界だった。 殺し屋という非日常の世界だ…

こんにちは。 瀬戸口しおりさん「自分ごはん時々おやつ」 自分ごはん時々おやつ ひとり分だからうまくいく 作者:瀬戸口 しおり 主婦の友社 Amazon 友人、知人、恋人、職場の人などに初めて自分の手料理を食べてもらう機会があったとしたら、何を作るだろうか…

こんにちは。 朝倉かすみさん「肝、焼ける」 肝、焼ける (講談社文庫) 作者:朝倉 かすみ 講談社 Amazon ６編の短編小説。 恋愛とは、肝を焼くものなのかもしれない。 モヤモヤしつつもあれこれ考えたり、行動したり、わかるわ～って思う。 朝倉さんの描く世…

こんにちは。 「コーヒーをもっとおいしくするテクニック」旭屋出版 コーヒーをもっとおいしくするテクニック コーヒーの新しい魅力を実感できる16店のコツと技術 (旭屋出版MOOK) 旭屋出版 Amazon 16店の喫茶店の方が、コーヒーの淹れ方を教えてくださってい…

こんにちは。 小川糸さん「ライオンのおやつ」 ライオンのおやつ (ポプラ文庫) 作者:小川糸 ポプラ社 Amazon テーマは死だ。 だけど、とっても前向きで力強い。 自分には何ができるか、何を楽しめるか。 生きているからできることが沢山あると気づかされる。…

こんにちは。 小川典子さん「花と器の素敵な合わせ方」 花と器の素敵な合わせ方: 12ヵ月の旬の花がわかる図鑑付き 作者:小川 典子 誠文堂新光社 Amazon 図書館で、興味のない分野の本もたまに借りる。 花と器の本。 興味がないというか、私には腰が引ける分…

こんにちは。 伊坂幸太郎さん「クジラアタマの王様」 クジラアタマの王様（新潮文庫） 作者:伊坂幸太郎 新潮社 Amazon 私は最近、裏起毛のレギンスというものを初めて履いてみたのだが、これがとてもいい。 今までは毎年冬は、３COINSという100円ショップの3…

こんにちは。 藤野真紀子さん「シンプルなお菓子」 シンプルなお菓子 (ORANGE PAGE BOOKS) 作者:藤野 真紀子 オレンジページ Amazon お菓子作りはあまりしない。 杏仁豆腐の素にハマっていろんなメーカーのを試してみているが、素なので手作りって訳でもない…

こんにちは。 「運命の人はどこですか？」祥伝社文庫 運命の人はどこですか? (恋愛小説アンソロジー) (祥伝社文庫) 作者:飛鳥井 千砂,彩瀬 まる,瀬尾 まいこ,西 加奈子,南 綾子,柚木 麻子 祥伝社 Amazon ６人の作家さんによる恋愛短編小説集。 瀬尾まいこさ…

こんにちは。 坂木司さん「アンと愛情」 アンと愛情 和菓子のアン 作者:坂木 司 光文社 Amazon デパ地下の和菓子屋さんでアルバイトをするアンちゃん。 「和菓子のアン」第３弾。 商店とか少人数のお店屋さんの小説って大好きだ。 その理由を考えてみようと…

こんにちは。 「Seven Stories 星が流れた夜の車窓から」文藝春秋 Seven Stories 星が流れた夜の車窓から 作者:重里, 糸井,荒野, 井上,陸, 恩田,弘美, 川上,薫堂, 小山,紫乃, 桜木,しをん, 三浦 文藝春秋 Amazon ７人の作家さんが描く列車の物語。 川上弘美…

こんにちは。 「あなたのなつかしい一冊」池澤夏樹さん・編 寄藤文平さん・絵 あなたのなつかしい一冊 作者:井上涼,近田春夫,上野千鶴子,長倉洋海,武田砂鉄,碓井広義,山口真由,近藤サト,姜尚中,金平茂紀,山極寿一,押切もえ,橘玲,今野勉,青木保,佐藤卓己,広井…