こんにちは。
町田そのこさん「夜明けのはざま」
舞台は葬儀屋さん。
町田さんが描く苦悩は、やっぱり惹きつけられる。
好きになった相手に対して、尊敬できる出来事とか感動した場面っていうのは、1つや2つあると思う。
何か相手に対して疑問や違和感を感じても、その思い出でこの人しかいないだろうからと思い乗り越えてきた人も多いのではないだろうか。
ただ、どうしようもなく自分の信念と違った場合は、全てのことを無にできるくらい切り替えられることもある。
これは女の人の考え方らしい。
女の人の脳と男の人の脳。
この違いがはっきりと描かれていると思う。
町田さんの小説は、近場の円が接近し合うのではなく、少し離れた円がちょっとかすっている。そうして全体が描かれる。
それぞれの話に力がなければ、この描き方はできない。
読んでいただき、ありがとうございました。