瀬尾まいこさん「天国はまだ遠く」

こんにちは。

瀬尾まいこさん「天国はまだ遠く」

瀬尾さんの小説の主人公は、好きになれないタイプの人が多い。

「天国はまだ遠く」の主人公は好きになれないというか嫌いだ。

 

日常のストレスで自殺まで決意したのだから、細かいことに気付いて落ち込んでしまうタイプの人なんだと思う。

だけど、そういうタイプの人は周りから良くしてもらった時も人一倍気がつくのではないだろうか。

 

主人公は、してもらうことに対しては存分に甘えて、してくれないことに対して不満を持つ人なんだと思った。

それは誰でも少しはあると思うのだが、こんなにわがままで自由な人が自殺を考えるとは思えなかった。

 

この作品に心を温められたり、支えられたりする方もいらっしゃると思うので、今回は私の力不足だと思う。

 

出会いと別れがある話は、期間が1か月でも、お別れする時に一緒に寂しさを味わうものがおもしろい、この作品に出会えて良かったと私は思う。

今回は、それがなく残念だった。

 

年齢や状況で感想も変わることもあるので、今の未熟なメモを残しておこうと思う。

 

読んでいただき、ありがとうござました。