こんにちは。
田中啓文さん「こなもん屋馬子」
おもしろ系の小説はタイトルだったり、表紙からへんてこな感じが伝わってくるものが多い。
私の大好きなジャンルなのだが、お笑いには好みがある。
切ない話や幸せな話、感動や驚きにももちろん好みはあるのだが、それらは好みと違っても楽しめることが多いが、独特過ぎる個性派のお笑いはハマれば最高だが、合わなければ早々にその小説から撤退する。
馬子はおもしろい。
お笑いとか不思議系の小説のポイントは現実と空想のバランではないかと思う。
どこかにリアルが存在する話はやっぱりおもしろい。全部飛び越えた無い無いの世界も好きなのだが、これは読者を選ぶ。
馬子は前者だ。
とんでもない女だが、誰が読んでも楽しめるタイプの小説だと思う。
こなもの好きにもおすすめ。
そしてミステリーなのよ。
読んでいただき、ありがとうございました。