こんにちは。
柳美里さん「ねこのおうち」
私はねこが好きだ。
同じくねこ好きな友達と、20代後半くらいの時に、金持ちの家の飼い猫になりたいとよく話していた。
そこが一番幸せで安全な場所だと思っていた。
もちろん仕事なんかしなくていいし、豪華なご飯を食べ、夏は涼しく冬は暖かい家で暮らすことができる。
好きな時に寝て、好きな時に遊んで、ご飯もおやつももらえる。
体調が悪くなったら病院に連れていってもらって、のんびりと生きる。
そんな生活が理想だった。
だが、「ねこのおうち」はねこの人生が大変だということを教えてくれる。
飼い猫が一生安泰とは限らない。
ねこにとっての幸せを飼い主が100%与えてあげるのは無理なのかもしれない。
読んでいただき、ありがとうございました。