乙一さん「失はれる物語」

こんにちは。

乙一さん「失はれる物語」

 

 

短編集です。

 

本のタイトルにもなっている「失はれる物語」は、切ないです。

この切なさが本当にうまいなと思います。

 

主人公の辛さと相手の辛さのバロメーターみたいなものが薄っすら見えてくる気がします。

相手に自分のことは忘れて、普通の人生を送ってほしいと思っても伝える方法もない。

 

だけど一人も寂しいのかな。正解はわからないです。

相手の人生のその後を

私だったら全然知りたくない。

 

友達が若い頃に恋愛でどれくらい可能性があるか信号機みたいに見えたらいいなって言っていたことがあります。

 

赤→可能性なし

黄→可能性なくはない

青→可能性あり

 

わかりやすいですけどね。

私だったら全然知りたくない。

 

読んでいただき、ありがとうございました。