こんにちは。
角田光代さん「平凡」
短編小説です。
6話ともタラレバ話です。
タラレバを考えたことがない人は、いないと思います。
もし、こうしていれば。
もし、こうしていなければ。
タラレバの話は、なんだかネガティブな感じがしてしまいますが、例えばスポーツなどでは、次回に活かそうという今後に向かっての反省ができます。
人は経験から反省や後悔をし、タラレバを繰り返して、たくさん学習して生きていくのだと「月が笑う」という話を読んで改めて感じました。
とは言っても生産性のないタラレバは、やっぱり周りを疲れさせてしまう。とも思いました。
ぱっとしない毎日を、あの時のタラレバで、どうにかぱっとさせたかった。「平凡」
そこにとどまっていては、多分ぱっはやってこないのだと思った。「どこかべつのところで」
角田さんが描く、日常にある色んなタラレバを読みながら、応援されている気分になったのは、私だけでしょうか。
読んでいただき、ありがとうございました。