こんにちは。
群ようこさん「作家ソノミの甘くない生活」
群さんの小説は、エッセイか小説かわからなくなるくらい群さんの生活が反映されている話が多い。
ソノミは独身の作家で、欲張りな母親が登場するという展開のは他の小説でも読んだ。
だけど、何も考えずに平和に読めるのでよい。
そして今回の作品は、作家の仕事が細かく描かれていて興味深かった。
小説やエッセイの書き方とか取り組み方は、きっと群さんの普段の仕事ぶりを書いたのだと思うのだが、大変そうだなと思った。
ただ文章を書くだけではなく、古い言い回しだとか、伝わりやすさとか、事実と異なってはいけないので勉強し続けなければいけないようだ。
世間からの評価だったり、仕事の依頼、お金の話も少し。
作家という職業を覗き見できる一冊。
読んでいただき、ありがとうございました。