三浦しをんさん「まほろ駅前多田便利軒」

こんにちは。

三浦しをんさん「まほろ駅前多田便利軒」

地元の便利屋さんの話。

私は三浦さんの小説は、どこかのんびりしていて、みんないい人で、みんな一生懸命なにかを頑張ったりしているのが好きだ。

「小暮荘物語」「船を編む」とかそっち系。

 

「もほろ駅前多田便利軒」は、似ているようで全然違う。

ずっと現実を描いている。

人間誰でもいつでも余裕があって、他人に優しくできる訳ではない。

だから当たり前の世界なのだが、私の好みとは少し違っていたなと思う。

 

登場人物たちは、いろいろ受け入れて力強く生きていて、押しつぶされそうになることはない。

 

良い作品なので、こっちの方が好きな人もたくさんいると思うんだけど。

だけど、私は三浦さんの持ってるほっこり力を求めてしまう。

 

読んでいただき、ありがとうございました。