こんにちは。
群ようこさん「散歩するネコ」
れんげ荘物語の第4弾。
今まで好きだった主人公のキョウコが一気に苦手になった。
母が入院しても、施設に入所することになっても、全て兄夫婦に頼りっきりなのはどうかと思う。
言い訳ばかりで自分を正当化しているが、毛嫌いしている母と同じく自己中な人だ。
そして、節約して楽しく生活している日常を読むのが好きだったが、兄夫婦が懸命に施設探しをしている時に猫に夢中になったり、義理姉に母の花瓶を送ってほしいとか平気で頼みだすのには驚いた。
キョウコ図々しくなってないか??
私は早期退職して人生を楽しむというのは、個人の自由だと思うので賛成派だが、キョウコは誰にも迷惑をかけずに生きていると主張するならそれは違う気がする。
義理姉からしたら一生心配な人物だろう。
常識人という感じで、時にはれんげ荘の住人に説教をしたりするが、苦手な人っていう気持ちがどんどん募っていくばかりだった。
だけど、これが加齢や慣れ、性格が強く出てくるリアルなのかもしれない。
読んでいただき、ありがとうございました。