本
こんにちは。 「ふしぎな図書館」文・村上春樹さん 絵・佐々木マキさん ふしぎな図書館 (講談社文庫) 作者:村上 春樹,佐々木 マキ 講談社 Amazon 村上春樹さんの小説を何度か読もうと思って図書館で借りたのだが、この薄い絵本がやっと読み切れた。 薄くて、…
こんにちは。 中島らもさん「白いメリーさん」 白いメリーさん (講談社文庫) 作者:中島らも 講談社 Amazon 短編小説集。 「白いメリーさん」と「クロウ・キング・スネイク」がお気に入り。 非現実のようで、現実的な人関係だったり、バランスが面白い。 平凡…
こんにちは。 秋吉理香子さん「婚活中毒」 婚活中毒 (実業之日本社文庫) 作者:秋吉 理香子 実業之日本社 Amazon 婚活ってすごい世界だ。 婚活の本気度に違いがあったり、嘘をついて別の目的があったりなんてことは婚活というものをしたことがない人でも知っ…
こんにちは。 伊与原新さん「月まで三キロ」 月まで三キロ(新潮文庫) 作者:伊与原新 新潮社 Amazon 短編小説。 自分ではどうしようもない絶望って突然起きるのだろう。 どうしようもなくて、どうにかしようとして、どうにもならなくて。 そんな状況でも、…
こんにちは。 凪良ゆうさん「滅びの前のシャングリラ」 滅びの前のシャングリラ (単行本) 作者:凪良 ゆう 中央公論新社 Amazon 凪良さんは、毎回いろんな世界を見せてくれる。 プロフィールを見て、BLの作家さんだと知った。 私の中でBL(ボーイズラブ)…
こんにちは。 町田その子さん「52ヘルツのクジラたち」 52ヘルツのクジラたち【特典付き】 (中公文庫) 作者:町田そのこ 中央公論新社 Amazon なかなかヘビーだ。 だけど一気に読んでしまう。 町田さんの描く世界には、現実と憧れといろんなものが混ざってい…
こんにちは。 凪良ゆうさん「流浪の月」 流浪の月 (創元文芸文庫) 作者:凪良 ゆう 東京創元社 Amazon 面白い。 おもしろいという言葉が相応しいかどうがはわからない。 この小説は、読む人によって受け取り方が様々だと思う。 大なり小なり、諦めるしかない…
こんにちは。 凪良ゆうさん「わたしの美しい庭」 わたしの美しい庭 作者:凪良ゆう ポプラ社 Amazon 読んだ感想が、みんな賢いなと思った。 主要な登場人物たちの過去、現在、未来が一人一人見えてくる。 自分の持っているもの、状況、自分に似合う物、心地よ…
こんにちは。 凪良ゆうさん「神さまのビオトープ」 神さまのビオトープ (講談社タイガ) 作者:凪良ゆう 講談社 Amazon 序盤で、なるほどそういう設定かと読み始めた。 のんびりとした世界が広がっていくかと思ったが、全然違った。 上手く生きられない身近な…
こんにちは。 群ようこさん「今日はいい天気ですね」 今日はいい天気ですね。 れんげ荘物語 作者:群 ようこ 角川春樹事務所 Amazon れんげ荘物語第7弾。 平和で何も起こらないキョウコの月10万円生活が続いている。 が、安心感はある。 少し物足りなさを感…
こんにちは。 花田菜々子さん「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」 出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと (河出文庫) 作者:花田菜々子 河出書房新社 A…
こんにちは。 今村夏子さん「むらさきのスカートの女」 むらさきのスカートの女 (朝日文庫) 作者:今村 夏子 朝日新聞出版 Amazon 読みやすい。 普通の日常のようで、ちょっと不思議なストーリーが大好きだ。 どこかの町にありそうな、そんな話。 ドラマや映…
こんにちは。 今村夏子さん「こちらあみ子」 こちらあみ子 (ちくま文庫) 作者:今村夏子 筑摩書房 Amazon 今村さんの小説5冊目にして、最初の作品を読んだ。 私は今村夏子さんという作家さんをサザンみたいだと思うと書いた。 サザンっていうのはサザンオー…
こんにちは。 角田光代さん「銀の鍵」 銀の鍵 作者:角田 光代 平凡社 Amazon 絵は、私の好きな100%ORANGEさん。 やっぱりいい。100%ORANGEさんの世界が広がっているのだが、角田さんの描く世界も深い。 お互いにパンチがあるけど、ベストマッチだ。 あれっ…
こんにちは。 今村夏子さん「木になった亜沙」 木になった亜沙 (文春文庫) 作者:今村 夏子 文藝春秋 Amazon 短編小説。 本当に小さいことにフューチャーして1つの物語が生まれている。 目についたもの全てが小説になってしまいそうだ。 子どもから見た世界…
こんにちは。 今村夏子さん「父と私の桜尾通り商店街」 父と私の桜尾通り商店街 (角川文庫) 作者:今村 夏子 KADOKAWA Amazon 短編小説。 タイトルにもなっている「父と私の桜尾通り商店街」が一番お気に入り。 今村さんの小説は、違和感だらけなのに心地良く…
こんにちは。 今村夏子さん「星の子」 星の子 (朝日文庫) 作者:今村 夏子 朝日新聞出版 Amazon 今村さんの最初に読んだ小説は「あひる」だった。 とても不思議な小説だった。 不思議な小説をずっと描き続ける作家さんは結構いる。 今村さんはサザンオールス…
こんにちは。 伊坂幸太郎さん「逆ソクラテス」 逆ソクラテス (集英社文庫) 作者:伊坂幸太郎 集英社 Amazon 短編小説。 全話少年目線で描かれているのがメインだ。 推理小説やドラマなんかは、裏の裏みたいな展開がおもしろい。 その簡単なからくりを小学生の…
こんにちは。 今村夏子さん「あひる」 あひる (角川文庫) 作者:今村 夏子 KADOKAWA Amazon 短編小説。 本当に短くてすぐ読める。 一言でいうと不思議。 不思議な小説は多々あるけれど、今村さんの不思議はうまい。 不思議系小説は、現実と非現実の間のバラン…
こんにちは。 三浦しをんさん「きみはポラリス」 きみはポラリス(新潮文庫) 作者:三浦しをん 新潮社 Amazon 短編小説。 全て恋愛だ。最初と最後のが好きだった。 三浦さんの小説は、会話がおもしろい。 小説や漫画に思うことは、とても話が噛み合うことだ…
こんにちは。 群ようこさん「おネコさま御一行」 おネコさま御一行 れんげ荘物語 (ハルキ文庫 む 2-18) 作者:群 ようこ 角川春樹事務所 Amazon れんげ荘物語の第6弾。 本当に相変わらず何も起こらない日々が続いている。 それを望んでいるような、違うよう…
こんにちは。 高橋教子さん「パンケーキ34style」 パンケーキ34 Style 作者:アップルミンツ Amazon 卵が高い、小麦粉が高い、牛乳が高い、生クリームが高い、バターが高い、油が高い、果物が高い… 手作りのおやつの値段が上がっている。 とは言っても外食す…
こんにちは。 三浦しをんさん「愛なき世界」 愛なき世界 (単行本) 作者:三浦 しをん 中央公論新社 Amazon 女子大学院生と料理人の青年の恋愛小説なのだが、よくある学生と社会人っていうテーマじゃない。 理系の話が多く勉強の部分は、すごいスピードで流し…
こんにちは。 夏井いつきさん「2択で学ぶ赤ペン俳句教室」 2択で学ぶ赤ペン俳句教室 / 夏井いつき 【本】価格: 1430 円楽天で詳細を見る 「プレバト」という芸能人の隠れた才能を査定するテレビ番組。 その人気コーナーが俳句だ。 この本は、番組内で芸能人…
こんにちは。 三浦しをんさん「まほろ駅前多田便利軒」 まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) 作者:三浦 しをん 文藝春秋 Amazon 地元の便利屋さんの話。 私は三浦さんの小説は、どこかのんびりしていて、みんないい人で、みんな一生懸命なにかを頑張ったりして…
こんにちは。 町田そのこさん「うつくしが丘の不幸の家」 うつくしが丘の不幸の家 (創元文芸文庫) 作者:町田 そのこ 東京創元社 Amazon 1軒の家が舞台。 人生なにもかも順調で楽勝って人はどれくらいいるのだろう。 みんなが羨む生活を送る人にだって、悩み…
こんにちは。 伊坂幸太郎さん「シーソーモンスター」 シーソーモンスター (中公文庫) 作者:伊坂幸太郎 中央公論新社 Amazon いつもの伊坂さんの世界が広がっている。 「シーソーモンスター」と「スピンモンスター」の2編。 どちらもテーマは究極に馬の合わ…
こんにちは。 三浦しをんさん「神去なあなあ夜話」 神去なあなあ夜話 神去なあなあシリーズ (徳間文庫) 作者:三浦しをん 徳間書店 Amazon 「神去なあなあ日常」の続編。 神去村の伝説だったり、神様だったりのお話。 どこの地域にも歴史や物語はあるだろう。…
こんにちは。 角田光代さん「ドラママチ」 ドラママチ (文春文庫) 作者:角田 光代 文藝春秋 Amazon 8人の「待つ」女が描かれた短編小説集。 恋愛や人間関係で「待つ」という行動は大事だと思う。 恋愛で追いかけ過ぎると相手は逃げたくなることが多いと思う…
こんにちは。 三浦しをんさん「神去なあなあ日常」 神去なあなあ日常 作者:三浦しをん 徳間書店 Amazon 高校を卒業して、都会から田舎の山奥に移り住み林業をすることになった勇気。 漫画みたいにいろんなことが起きるのだが、田舎出身の私としてはちょっと…